特殊工法CONSTRUCTION METHOD
サンドイッチ頂板 ボックスカルバート工法
サンドイッチ構造とは
サンドイッチ頂版とは、上下の鋼板と内部のコンクリートを一体化した鋼・コンクリート合成頂版(床版)のことを示します。 複合構造函渠工を従来のRCボックスカルバートと比較すると、頂版厚が薄く土被りを小さくでき、盛土高を低く抑えることができます。 また、鉄筋の組立や型枠設置・解体作業が減少し、建設コストの縮減が可能になります。
鋼板パネルとコンクリートを組み合わせた床版の歴史は古く、明治35年(1902年)に大分県で架設された橋梁が日本最古です。
その後、昭和54年(1979年)に首都高速道路で採用され、コスト面の事から特殊な条件での採用に限られていました。
平成9年(1997年)、「公共工事コスト縮減のための新行動計画」が提唱され、長支間の高耐久性床版が求められるようになりました。
次世代足場システム
次世代足場システムとは
これまで主流となっている枠組み足場の規格などを安全面・施工面・管理面から次世代規格ともいえる足場の総称です。枠組み足場が導入された半世紀前と比べ、成人男性の平均身長は160cm→170cmに伸び、加えてヘルメット・安全靴を着用すると、更に10cm高くなり、常に腰を屈めて作業をしなければならないことなど、将来の建設業を考えた上で労働環境(作業環境)の改善に繋がっています。
従来のくさび式足場の緊結部は差し込むだけで、ロック機構などはついていませんが、次世代足場の緊結部には抜け防止などの処置がしてあるため、大組み・大ばらしに適しています。更に、目視可能な抜け止めも有しており、より安全に作業が出来るのも特徴の1つです。
橋梁システム吊足場
橋梁システム吊足場とは
吊足場は、一般に橋桁の新設工事、補修工事、塗装及び点検足場として多く使用されています。従来の吊足場は、構成部材が多くあり、全て現場で組み立てられるものでしたが、最近では重大災害の再発防止、省力化、作業効率化、コスト低減等に繋がるプレハブ化(吊桁、根太、足場板等)されたシステム吊棚足場が開発されました。
これまで近づく手段が困難であった橋梁や大空間の建築物など、「社会インフラ保全工事」に高い安全性と施工性により、効率的な働き易い安心感のある作業空間を保つことができます。そしてより快適で安全な作業空間を実現することができます。
ブラスト施工
ブラスト施工とは
ブラスト工法は、橋梁など鋼材を用いた鉄製の社会インフラ設備に塗装されている塗膜や錆を圧縮空気で研磨材を衝突させ、塗膜を除去し鋼材表面を洗浄粗面化することです。特に橋梁の大部分は鉄で作られていることが多く、経年化することにより錆が発生し見映えも悪くなり、尚かつ本来の機能が低下してしまいます。
ブラスト工法は、『旧塗膜の剥離⇒素地調整』を担っており、一番高いグレードである「素地調整1種」です。
弊社は、ブラスト(素地調整)施工後の新塗膜塗装を施す作業も行なっております。
新塗膜塗装では、指定される塗装仕様により塗材を選定し、塗装工程に合わせ塗装膜厚を管理し施工いたします。
ブラスト施工
新塗膜塗装
上塗り塗装作業
各塗装工程ごとに塗膜の確認、検査
(塗装工)
作業中…湿式膜厚計を使用して確認
(監督員)
塗装乾燥後…デジタル膜厚計を使用して段階検査
作業中…湿式膜厚計を使用して確認
塗装乾燥後…デジタル膜厚計を使用して段階検査